カナダ、バンクーバーからドライブすること約1時間で行けるスコーミッシュ。
そこで夏に行われるフェスに行った話。前半はこちら↓
後半はついにフェスが始まります!
のんびりバンクーバーを出発
フェス当日。
スコーミッシュ行きのバスに乗るため、バスターミナルで友だちと合流します。
フェス自体は土曜日から始まっていて、日曜日の最初のステージはお昼過ぎから。
のんびりスタートなので、バスに乗ったのは10時過ぎ。
途中2か所くらいバスターミナルを経由し、2時間弱でスコーミッシュに到着しました。
わたしたちが乗ったバスは、フェス専用のツアーバスではなく、
ただのスコーミッシュ行きの長距離バス。
到着した場所は大きなショッピングモールの中。原っぱとかじゃなくて助かった。。
バスが停車する前から、フェスに向かっていると思われる車を沢山見かけました。
とは言え、普通のバスに乗ってフェスに来ている人はほとんどいませんwww
ショッピングモールでフェスの会場を訪ねると、まっすぐ行きな、という事だったので
大通りを歩いていくと、リハの音が聞こえてきました。
良かったー!ちゃんとフェスやってるー!!
ステージは2つ。のーんびりなフェス
音は聞こえたものの、会場入り口はまだ先です。20分くらい歩いたのでしょうか。
フジロックを思えば驚くほどのことはありませんね。
やはり会場付近の駐車所うは満車で、私たちが乗ったバスが止まったショッピングモールに
車を止めて会場に向かっている人もいました。
会場に入ると右手がキャンプエリア、左手がステージエリアです。
会場は広いですがステージは2つ。きれいな芝生でコンパクトにまとまっている感じ。
曇り気味ではあったけれど、雨が降ることもなく
レジャーシート代わりに持ってきた寝袋をしいてのんびり過ごしました。
海外のフェスってなんであんなにのんびりしているのでしょうね?
コーチェラやグラストンベリー、バーニングマンのような巨大フェスに行ったことは
ありませんが、かつてオーストラリアのメルボルンでフェスに行った時も
とってものんびりしていた記憶があります。そこ記事はこちら
前半に演奏してたアーティストはあんまりよく知らなかったのですが
大体みんなレジャーシートしいてゴロゴロしながら見ています。
夏フェス!音楽フェス!!ウェーイ!!!っていうよりはピクニックの延長?
キャンプがメインという人も多いと思います。
日光浴をしながら、中には子どもとボードゲームしながら。
みんな思い思いの楽しみ方をしていて、すごくいいなぁと思います。
もし、わたしにキャンプの用意があれば。もっと楽しい2日間になったことは
いうまでもありません。
海外でフェスに行かれる際は、是非現地のスタイルを満喫できるよう
現地の人と行くことができたら、なお楽しいと思いますよ!
さて。大トリのWeezerのスタートは22時。終了は日が変わるちょっと前。
バンクーバーに戻るバスは、もちろんもうありません。
若者のすべて
metricも終わり。weezerも終わり。楽しかったフェスも終わり。
だいぶ夜も更けてきましたし、あたりは真っ暗で肌寒い。
さぁどうしましょう。
何とかなるっしょ!で来てしまった私たちに残された選択肢は多くはありません。
①ヒッチハイクしてバンクーバーまで帰る。
②野宿(?!)
基本的にはこの2択。会場を出て、大通りを走る車に向かって
何となくヒッチハイクのサインを送ってみますが、なんせ真っ暗なんです。
多分、車から私たちのサインは見えないです。
すべて完全に計画不十分、適当精神がうまくいかなかった典型です。
適当な私たちは、まさか紙とペンを持っているわけもなく、
女2人で「え、どうする?やばくない?」みたいな感じで、歩いていると
Tim Hortonsがありました!!!(涙)ティムホートンは超有名なコーヒーチェーン。
ジャスティビーバーともコラボしたりしています。
店内はなんかわからないけど、地元の若者でわちゃわちゃしてます。
みんなフェスに行った帰りなのか、単純に夜遊び中なのかわかりません。
わたしたちはホットコーヒーを頼み、何となく店内の人々を眺めながら
バンクーバーに向かいそうな人を探します。
一組、バンクーバーに向かいそうなグループ(判断基準が謎)に声をかけるも
バンクーバーには行かないとのこと。
我々は早々に諦め、たまたま持ってきていた寝袋に2人で足を突っ込み
暖を取りつつ、そのまま朝を待つことにしました。
クッションもない、かったい椅子に座ってウトウトしながら朝を待ちます。
青春といえば青春だし、無謀といえば無謀だし。今となってはいい思い出です。
朝陽が昇るころには外はまぁまぁの雨でした。雨具の用意があるわけもなく、
寝袋を傘代わりにしてバスターミナルへ向かいます。
とても不思議なことに、月曜の朝早くからバスターミナルが混んでいます。
見る限り、同じようなフェス帰りの人はいません。家族連れやスーツを着たビジネスマン
しかもバスはここが始発なわけでなく、もっと先から走ってきたバスで
スコーミッシュに来た時点でバスはすでに半分以上埋まっていました。
恐る恐るバスに乗り込むと、なんと友だちとわたしが乗ったところで満席に!
なんともラッキーでした。。。
このバスを逃したらまた1時間くらい待つ羽目になるところでした。
バスの振動に揺られぐっすり寝て、起きたころにもうバンクーバー。
今回、会場に行くまではスムーズでしたが、帰りがとにかく大変でした。
持って行って一番役に立ったものは寝袋で、これがなかったら絶対風邪ひいてました。
カナダ自体は比較的治安もよく安全な国だと思いますが、ヒッチハイクはできなかったし
それが絶対に安全だという保障もありません。
スコーミッシュは大きな町ではないけれど、宿もあるはずだし
あと一歩踏み込んで用意しておけば、もっと快適なフェスになったかも。なんて思います。
今回、スコーミッシュまでフェスに行ったことはとてもいい思い出で経験になりましたが、
同時に学ぶことも沢山ありました。
もし、海外で、カナダで、スコーミッシュに行く予定がある方の何かの参考になれば幸いです。
世界は広いんです。