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バックパッカー日記②(オーストラリア、ワニの餌付け)

backpacker's diary in australia バックパッカー
backpacker's diary in australia

こんにちは、ワーホリ推してたら外貨$に到着した人、yucoです。

ダーウィンを出発して2日目。
日記によれば、この日はワニの餌付けを見に行ったようだ。
前日の日記はこちら

2日目の日記(原文)

おじいちゃんとおばあちゃんたちは優しくて、いつも構ってくれた。
何だろう、言葉の違いというよりは自分の視野が狭いなって実感した。
むずかしい話は分からない。
みんな本読んでるけど、酔うよね?酔わない?強いな
夜はなんと!おもしろいキャンプサイトへ行った。
プールがあって入りたかったけど、雨が降っててムリだった。
ちゃんとシャワーもあった。
ワニの餌付けは結構笑えた。
携帯の電波は入らなくても、結構整備されてる。
しかしどこに行くにも時間がかかるんだよね。
それがやっぱりこの国でかいなって思ったよ。
皆でご飯を食べに行ってビールをゲットした。

2日目の日記(解説)

普段、日本では日記を書かないのに、海外に行くとなぜか書きたくなってしまう。
日記を書いている時って、数時間前に体験したことの記憶がまさか薄れていくとは思っていないから、具体的な説明を忘れがち。その時の自分の思ったことしか書いていないことが多々ある。
だから正直、この日の日記はよくわからない。www

前日ダーウィンからスタートしたアドベンチャーツアー。
そこにおじちゃんとおばあちゃんも参加していた、ということが分かる。オーストラリアの人だった。
海外でツアーに参加すると、いつも年齢層の幅に驚く。
日本だと「シニア向け」とか「学生向け」のようにパッケージされたツアーも多いけど、海外ではそのようなものはあまり見かけない。

今回のツアーは、体力や快適さの面から言えば多分若者向けだと思うけど、それでも参加しているということはとても好奇心旺盛で冒険心を忘れていない素敵な人たちだったんだと思う。
だからこそ、単身でこのツアーに乗り込んだわたしを気にかけて、話しかけてくれたんだろうな。
アジア人は単純に幼く見えるし、ついでに言葉も分かっているのかいないのかもよくわからない、孫みたいな年齢のわたしを気にかけてくれたのだと思う。

長時間のバス移動は、みんな本を読んでいた。
当時のわたしは本を読むより音楽を聴く方が好きだったから音楽しか持参しなかったけど、
海外の人って旅先でよく本を読んでる気がする。
ビーチでも本を読んでる光景をよく目にする。
あの光景、なんかかっこよく見えて好きです。

おもしろいキャンプサイトって何だろうか!どんなところだったのか全然覚えていない。
大量の写真データを探します。

ワニの餌付けは覚えてます。
ツアーのイベントの一つで、船に乗って川にでて、そこでスタッフの人が生肉をつけた鉄の棒を川に入れると、それを狙ってワニが寄ってくる。
そしてそれを釣りの要領で水面から出すと、ワニがジャンプする、という。
その光景はこちら。

お肉めがけて直立で飛んでるワニ。ちょっとシュール

2日目の日記(考察)

この時の日記を読んでも思うのが、やっぱりネットだけでは分からない事ってたくさんあるんだな、ということ。

このツアーでは、おじいちゃんおばあちゃんとの会話と通じて「難しいことはわからない」と書いているけど、多分日本のことを聞かれたりちょっとした歴史の話になったんだと思う。
そんな時に、言葉が分からない以上に自分が日本のことを知らないということを痛感する。

別にオーストラリアの歴史が素晴らしくて日本のそれを否定されたとか、そんなことではない。
単純に「日本のこんな歴史のことを本で読んだけどそれって本当?」みたいなことを聞かれても、わたしには I don’t know…と答える術しかなかったのだ。

これは海外の人と接すると本当によくあることで、わたしは自分のこと、自分の生まれた国のことを自分の言葉で説明できなかった。本当にたくさん経験した。
今でも完璧に説明できるか分からないけど、それでも説明できないことが恥ずかしいなと思ったから英語も、自分のことも、そして日本のことも、ちゃんと勉強したいと思う大きなきっかけになった。

海外の人は自分の国の良い所だけを言ってくるわけではないし、だから自分の国ではない国の良い所は受け入れてくれる。
日本の良い所も悪い所も知れば、海外の良い所も悪い所も分かる。
海外に出て、初めて日本のことを知りたいと思った。
外に出なかったら、そんな事にも気が付けなかった。

単純に「自分の住む、この地球、世界は広いんだな」ということを痛感した。
毎日の生活に追われていると、それが自分の「全世界」になりがちだ。それは仕方ないことでもある。
でも、2時間電車に乗るだけで日本国内でも全く違う景色が広がっているのに、そんなことも忘れがち。

それが数時間飛行機に乗ったらどうだろう。
それはもう、言葉も違えば気温も匂いも全く違う国に着く。
違う国には、違う国の生活がある。それを知って自分の置かれている環境に感謝することもあれば、変化を求める場合も両方あるだろう。
世界は広い。それを知っているかいないかでは、見える景色は180度変わるのだ。

世界は広いんです。

この言葉は多くの人に届けたい。