ワーホリ=勉強も仕事もできる=英語も話せるようになってお金も稼げる。
最高ー!そんな声が聞こえてきそう。
一方でワーホリってネガティブなイメージもある。海外行って遊んでるだけでしょ、と。
ワーホリ2か国経験者のわたしが言えるのは、ワーホリはホリデーだということ。
それでも迷っているなら是非行ってほしいワーホリ。
なぜワーホリをおススメするのか、のお話。
ズバリ!休暇目的で入国しても、お金稼いでもいいよ、ってこと
まずはワーホリことワーキングホリデー制度の目的をもう一回理解する必要がある。
ワーキング・ホリデー制度とは,二国・地域間の取決め等に基づき,各々が,相手国・地域の青少年に対し,休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度です。各々の国・地域が,その文化や一般的な生活様式を理解する機会を相手国・地域の青少年に対して提供し,二国・地域間の相互理解を深めることを趣旨とします。
出典:外務省HPより
そう、答えは休暇目的、休暇のためのビザなのだ。そしてその休暇中の滞在資金を補うために働いてもいいよ、というビザである。
つまり、海外で生活することで、その国の文化や日本とは異なる生活様式を体験し、それを通じてその国の理解を深め、時には日本のことも教えてあげることで、お互いの理解を深めよう、というわけだ。
日本のパスポートは世界最強と言われるが、ワーキングホリデーの制度がある日本もかなり恵まれている。この制度はどの国にでもあるものではない。
ちなみに海外の人にワーキングホリデービザと言っても通じない。国によって制度名は異なるようだ。
今現在、英語圏ではオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリス、アイルランド、アイスランド、他にも韓国、台湾、香港、フランス、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、アルゼンチン、チェコ、チリ、リトアニア、スウェーデン、エストニア、オランダ、イタリア、フィンランドの28か国に行くことができる。
ワーホリのビザは特別だ。観光も可能、就学の可能、就労の可能、そんなビザは他にはない。
その国の中なら都会でも、田舎でも、有名な都市でも、無名の田舎でも、どこに滞在しても良いし、その国を拠点に国内・国外旅行をしても良いし、仕事をしても良いし、語学学校に通っても良い。
この上なく可能性の広がる自由なビザだ。
しかしこれには大きな落とし穴がある。
年齢だ。 18歳から30歳(条件により数年の延長は可能)までしか使うことができないのである。
期間限定のクーポン券みたいなものだ。期限を過ぎてしまったら、もう使うことはできない。
後になってワーホリに行っておけばよかった。。。となってもそれはもう無効なのである。
ワーホリはワーキングホリデー。study(勉強)の文字は入っていない
ワーホリ=手軽で中途半端な留学、のようなイメージがあるのも事実。
なぜなら、ワーホリのビザは就労もOKだし、就学もOKだからだ。
アルバイトをして資金を稼ぎながら、語学学校に通って英語も上達できる。
なんて素晴らしいビザなんだ!という事で多くの人が知るようになったのだろう。
他国の文化を知るためには、働くことも、その国の言葉を学ぶことも、どちらも助けになることは間違いない。
言葉が分からなければ、その国の人とコミュニケーションをとることはできないし、仕事を通じて文化を知ることもある。
でも、よく考えてみて欲しい。例え言葉の通じる日本であっても、学校に通いながらアルバイトをこなすのは決して簡単なことではない。
それが海外ともなると、英語の勉強も、アルバイトもどちらも完璧にこなすなんて容易ではない。
それ故にワーホリ=中途半端な留学なんてイメージがあるのかもしれない。
英語の上達が目的でワーホリに行きたい、という人は多い。
その為だけなら今はありがたいことにオンライン英会話もある。
勉強に専念するならワーホリのビザではなく、留学のビザもある。
別の方法を検討するのもいいかもしれない。
わたし、ワーホリ1回目失敗しました
偉そうなことを言っても、わたしの1度目のワーホリは語学力上達の意味では失敗だった。
ビジネス英語のレベルを上げたかったのに、一般クラスに入学した時点でもう間違っていた。
とは言え、ワーホリの経験自体はとても素晴らしいものだった。
行き先はオーストラリアだったけれど、世界中からの留学生と交流をすることができたし、オーストラリアに移住した日本人からも色々な話を聞くことができた。
観光ビザではカバーしきれない長い時間をその国で生活し、沢山の人と出会った。
オーストラリア国内をバックパッカーしたことで、そこにしかない美しい景色や自然、歴史にも触れることができた。
改めてワーキングホリデー制度の目的を思い出してみると、
「各々の国・地域が,その文化や一般的な生活様式を理解する機会を相手国・地域の青少年に対して提供し,二国・地域間の相互理解を深めることを趣旨とします。」
そう、わたしワーキングホリデー制度の目的を達成していた。
この経験こそが、日本でない国の人ともっとコミュニケーションをとれるようになりたい→じゃあ世界で一番通じる言葉つまり英語をもっと理解できるようになりたい、というモチベーションにつながったのだ。
コスパを求める今、高いお金を出して海外まで行って遊んで帰ってきた、なんて何の意味もないようにに見えるかもしれない。
SNSがあれば、海外の美しい景色や面白い情報ならいくらでも知ることができる。
SNSがあっても、感じられない温度や湿度、匂いがある。
だからこそ自分の目で見る、肌で感じる感動というのは特別なのだ。
そして海外に出て、初めて日本の良いことろ・良くないところを知ることがある。
あなたの目で見ることのできる景色は、世界地図で見れば点でしかない。
世界は広いんです。
そして、その時に英語が少しでも話せれば、話したいという気持ちがあれば、あなたの世界は間違いなくもっと広くなる。