日本に居ると、身の回りの全てに慣れてくるので
日本のここが好き!とかここが嫌い!とか考えることってあまりないですよね。
ただ海外に行くと日本の見え方も変わるよ、っていういお話。
Do you like JAPAN?
あなたはそう聞かれたらなんて答えますか?
多くの日本人は”so so….”(まぁ…うん)って答えるのでは??
海外で生活していると、様々な国の人と交流する機会がありますが
よく話題に上がるのは自国の話です。
ありがたいことに、海外の方はみんな日本が好きなんです!
だから日本のことを結構知っています。
中には未だに忍者がいるでしょ?なんで勘違いもありますが、
今までで一番びっくりした質問は、援助交際に関する質問でした。
それはブラジル人の友だちと話していた時です。
突然「日本には女子高生の売春婦がいるって本当?」
と質問され、最初は何のことを言っているのかよくわかりませんでした。
話を紐解いていくうちに、援助交際の事を言っていることが理解できたわけですが
そもそもブラジル人がそんな事を知っているなんて夢にも思いませんでした。
しかもそれは、驚くべき日本の一面としてブラジルでは有名な話だというのです。
すでにFBなどはあったので、SNSやネットなどで拡散した情報なのかもしれません。
わたし自身、援助交際について詳細はわかりませんが
確かにそれをそれを英語で表現するとなると「女子高生の売春婦」で
しかもそれが日本のイメージの一部にあるのだと知りとても驚きました。
初めて日本について考えてみる
話が盛り上がってくると日本に関するいろいろな質問を受けます。
でも時々わたしは答えることができませんでした。
そうなると、なんで自分の国のこと知らないの?好きじゃないの?とまた質問されるわけです。
わたしはそこで初めて、それまで自分が暮らしてきた日本について考えることになります。
どの国にだって良いところもあれば悪いところもありますが、
その良し悪しを判断するのは何かと比較してはじめて成立するのです。
人生にはいろんなタイミングがあって、その時は今後は海外で生活していきたい
と考えていたので、漠然と日本より海外のほうがいい!と思っていたわたしは
初めて何故そう思っていたのか考える機会を得ました。
食事→美味しい。ファッション→渋谷楽しい。友だち家族→日本に居る。
落とし物→半分くらいは手元に戻ってくる。治安→悪くない。コンビニ→24時間空いてる。
パスポート→最強。あれ?なんか日本って結構ハイスコアだな?と気が付きました。
もちろん、それは実際に海外で生活をしてリアルな生活を知ったからこそ
比較をすることができたのです。
百聞は一見に如かず seeing is believing
結果的にわたしの場合は日本で生活することを選択したわけですが
それがあなたにあてはまるわけではないし、それを勧めているわけでもありません。
ただイメージと現実が一致しないことはよくあることで、海外の人は働かないなんて言われますが
仕事でコンタクトをとるアメリカ人はわたしより普段の労働時間は長そうですし、
年に1度は長期休暇を取っているようですが、アメリカは祝日も少ないです。
ほかにも、例えばカナダの語学学校で教師をしていたカナダ人は昼間は教師として、
夜は趣味のバンドという感じで人生を楽しんでいるように見えました。
インドで出会ったカナダ人は、集中的に働いて資金をためそれでバックパッカーをして
また働いてを繰り返し世界の多くの国を見てみたいを言っていました。
このように実際に経験してみないと分からないことや見えないこと、というのはあるのです。
だから日本とイメージ上の海外を比較して日本なんて・・・と思っていたわたしですが
リアルな海外を経験することで、やっと日本を知ることができました。
世界は広いんです。
SNS上には「映え」や「裏垢」なんて言葉もありますが、
真実は自分の目で見て確かめてみないと分からないものですよ。