オーストラリアを半年かけて約半周して思ったのは、ここは本当に大自然という言葉がぴったりだという事。
美しい海も山々も本当に自然が豊かな国だけど、バックパッカーのハイライトは間違いなく中心部にあるアウトバックだった。
地球のへそ。ウルル/エアーズロックまでの移動手段
わたしがバックパッカーの旅の手段に選んだのは、「移動型ツアーバス」というもの。
オーストラリアの大きさは日本の20倍くらいある。
日本のほぼ真南にあるから日本との時差はわずかだけど、国内で時差があるくらい広い。
そんなオーストラリアでは、バックパッカーを本当にたくさん見かける。
大きなバックパックを背負って、Lonely Planet(日本でいう地球の歩き方)を片手に持った旅人をどこでも見かけるくらい、世界中のバックパッカーが集まってくる国だと思う。
あの雄大な自然、美しさ、厳しさを見れば、その魅力に人々が引き寄せられるのも納得できる。
そんな自然豊かなオーストラリアをバックパッカーで旅する場合、コストと路線の充実さから、多くの人はグレイハウンドのような長距離バスを利用するはず。
その他にも手段は色々。例えば
- 飛行機、格安格安航空会社(LCC)
- 長距離バス
- 列車
- レンタカー
- 移動型バスツアー
既述の通り、オーストラリアの大きさは日本の約20倍。
東西約4000km、南北約3700km。全然ピンとこない大きさだけど、とにかく大きい。
東のシドニーから西のパースまで飛行機でも約5時間。国内線で5時間。
同じ道のりを鉄道で行けば丸4日。
飛行機
オーストラリアの大きさは頭では理解していても、実際に移動してみないとなかなか実感しにくい。
必ずしも飛行機が高いとは限らないから、路線ごとに比較してみるのがおススメ。
国が大きすぎるから、格安航空会社(LCC)Jetstar(ジェットスター)を使った方が便利なルートもある。いくら旅とはいえ、時間は有限である。
長距離バス
有名なのはgreyhound(グレイハウンド)。
その他にもいくつか会社はあるけれど、わたしの知るバックパッカーはグレイハウンドを使っていた。
数種類のバスパス(割引パス)があるから、自分の旅の範囲や期間にあったものを選択できる。
ウルルに限らずオーストラリア周遊という言葉にはぴったりの手段だと思う。
飛行機だと空港のある街にしか飛ぶことが出来ないけれど、グレイハウンドのバス停はもっとローカルな町にもあるから有名観光地だけではない魅力に出会える。
列車
オーストラリアを代表する鉄道に、The Ghan(ザ・ガン )というものがある。
日本にもトワイライトエクスプレスとかななつ星みたいな豪華列車旅みたいなものがあるように、オーストラリアにも列車で旅するスタイルがある。
わたしがノーザンテリトリーを旅するときにこの選択肢も検討したのだけれど、費用と期間の関係で断念した。
日本の20倍の大きさのオーストラリアだから、鉄道はさすがに全エリアは網羅していない。
特に西側はほとんど鉄道ではたどり着けない。路線と行き先が合えば選択肢に加えてみるもの良いと思う。
レンタカー
レンタカーも手段の一つ。ただ巨大なオーストラリアをドライブで回るのは大変。
右ハンドルなのは日本と同じだけれど、交通ルールにも違いがあるし、野生動物の出現などアクシデントもあるはず。
特にアウトバックを自力でドライブするのは忍耐力を試されると思う。
移動型バスツアー
アウトバック、ノーザンテリトリーを縦断する場合は絶対、移動型バスツアーがおススメ。
なぜなら↓↓↓
移動型バスツアーの魅力
- 移動しながら観光ができる(ダーウィンからウルルまでは休憩スポっととかなかなか出てこない)
- アウトバックを自力ドライして旅するのはかなりハイレベル(ノンストップでも1日以上かかる距離感)
- ツアーに参加する他のバックパッカーとの交流(これこそプライスレス)
- 宿、食事心配なし
この移動型バスツアーこそ、わたしが参観して最高の1週間を過ごしたツアー。
このツアーに参加して大正解だった。
もともと一人での参加だったから、ツアーの中で友だちができたことが嬉しかった。
旅は一人でも楽しめるけれど、美しい景色や美味しいごはん、非日常体験は誰かとシェアすることでより鮮やかになる場合もある。
そしてガイドがいた事、これが重要だった。
歴史や動物、自然について自分で調べていくことも大切。
ウルルもダーウィンも自力で行くことはできるけれど、現地ガイドさんから多くの情報を教えてもらうことができた。
こんな時こそ、少しでも英語が分かって良かったと実感する。もちろん全ては理解できてない。笑
オーストラリアをバックパッカーして
オーストラリアに来たときは単純にワーホリをしに来た。
でも気が付いたらバックパッカーをしていた。
オーストラリアでバックパッカーして、本当に自然の美しさ、雄大さ、厳しさを感じた。
あんなに広くて何もない荒野は初めて見たものだったし、驚くほど近くに星空があって月が輝いていた。
アウトバックでは水は貴重で、そんな環境下で生きる生物・植物の力強さも感じた。
初めて知る歴史や現実もあった。
いくらネットで情報は知れても、町の匂いや、肌を刺すような陽ざし、星に手が届きそうなほど近くに感じる視界、風の音、五感で感じることしかできないものが現地にある。
ツアーでしか出会う事のない人もいれば、偶然の出会いの後も交流が続いて日本で再会することもある。
もともとはヌーサで語学学校に行っていたのが、気が付けばバックパックを背負ってメルボルンに向かい、最後はダーウィンからウルルまで世界中からきたバックパッカーとツアーに参加していた。
ワーホリのビザの良い所は変化に柔軟に対応できることだと思う。
もしこれが留学や現地就職だったらそう簡単にバックパッカーになることはできないと思う。
世界は広いんです。