1度目のワーホリ→就職して社会人3年→2度目のワーホリ→帰国
そこからずーっと日本です。
なんで2回目のワーホリに行ったのか、のお話。
ズバリ!海外生活に未練タラタラだったから
Y2K留学の後もずっと漠然と海外で生活したい、という思いがありました。
何でそう思っていたかという明確な理由は多分なくて、漠然と「海外生活!かっこいい!!」という気持ちだったのだろうと思います。
1度目のワーホリは大学4年生の就活終了後から卒業式の期間限定で行っていたので、帰国したら新社会人として就職することが決まっていました。だから最後の海外生活のチャンスだ!と思って明確な目的もなく、とにかく海外に行く!生活する!という事が全てで、それ以上の計画はありませんでした。
実際に行ってみると、部屋が決まらなくて野宿するのかも。。。と涙したり、昼夜逆転しながら現地の企業で素敵な仲間と働いたり、大自然に感動したりと得るものが沢山ありました。
ただ、既に日本での就職先が決まっていたし、その会社は海外に携わる仕事もしていたので、その点に魅力を感じていたし内定を辞退してワーホリを続けるという選択肢はありませんでした。とは言え、消えることのない海外生活への憧れ。入社初日、わたしは決めました。
石の上にも3年と言うし3年ここで働こう、そしてまたワーホリに行こう、場所はカナダにしよう。その3年間でワーホリ資金を貯めよう。万が一、職が見つからなくても幸せに過ごせるように十二分に資金を貯めよう。例え部屋が決まらなくても、資金があればホテルに行けるし宿のことで泣くことはない。
入社日、わたしは退職する日までのカウントダウンをスタートしました。
1回目のワーホリで学んだこと。ワーホリはホリデーだという事
はじめての事はなんでも失敗がつきものです。わたしも初めてのワーホリは沢山失敗しました。
目的不明瞭、資金不十分、やる気微妙、謎の日本語話さないキャラの定着。
同時に、自分以外の人の「ワーホリ」をいうものを知ることもできました。
一番多かったのは、当然ながら英語が上達したくて来ている人。短期でワーホリに来ている人は少なく、大体1年フルに滞在している人が多かったです。そして語学学校もかなり長期で通っている人が多かった。わたしのように2、3か月という人は少なくて、多くは半年とか中には1年フルでという人もいました。一体いくらかかるんだろう。。。結構な額になると思います。だって語学学校だけじゃなくて、家賃もあるし生活費もあるし。
そして語学学校に通っている期間は基本的にみんな働いていません。大学のように厳しい宿題があったりするわけではありませんが、学校も3時くらいまではあるし、そこから友だちとカフェでも行ったらもう働く暇はありません。基本的に資金がたっぷりあるわけではないので、自炊もしないといけません。
多くは学校を卒業して、自由な時間ができてから働き始めるという感じでした。
ワーホリの大前提として、資金が十二分にないから働きながら海外生活をできるワーホリのビザを選んでいるという場合が多いはずです。
あとは、都会の語学学校に比べれば田舎の語学学校のほうが確かに日本人は少ないのかもしれませんが、全くいないという事はあり得ないし、何より田舎は働き口を探すのが簡単ではないという事が行ってみて初めて分かりました。
これは世界中どこでも同じことがいえると思いますが、人は都会に集まるし、職も大きな街に集まるものです。田舎には田舎の魅力があることは間違いありませんが、働きたいなら滞在先の選択も重要だと知りました。
だからこそ2回目のワーホリはめちゃくちゃ気合が入っていたし、1回目の失敗から学んだことを存分に実践してやろう、と思っていました。
海外生活やり切ったら、日本に落ち着いた
3年かけて十分な資金を貯め、カナダに行ったら日本人の友だちをたくさん作って、海外の友だちも沢山作って、何しに来たって聞かれたら胸を張って「ホリデー!!!」と答えて、やりたいことは全部やって、行きたい場所にも全部行こう、海外生活に未練が残らないくらい満喫しよう。そう誓いました。
でも、万が一海外で働きたくなったら働けるようにビザはワーホリにしておこう。それがわたしの出した2回目のワーホリの目的、動機、結論でした。
前回の反省から、まずは人も物も情報も集まる大きな都市、バンクーバーからスタート。語学学校で日本人も外国人も友だちができて、周辺都市の情報を教えてもらったり、一緒にコンサートに行ったり、カナックス(バンクーバーのアイスホッケーチーム)を応援したり、ビーチへ行ったり、山へ行ったり、離島へウーフにも行ったし、最終的にはブラジル人の友だちが沢山出来たことにより、念願のブラジルへ行く夢まで叶えることができました。
2回目のワーホリも約半年で一度帰国することが決まっていて(親友の結婚式に出たかった)、その時にまだ海外生活を延長したかったらその時考えよう、という計画でした。
実際に半年と過ごしてみると、わたしは充実感でいっぱいで、「……やり切った」と思いました。
帰国が近づいている中、通っていた語学学校からお仕事のお誘いをいただきました。
あれだけ憧れていた海外生活。しかも夢にも思っていなかった仕事の誘い。就労ビザも手配してくれる。あれ夢か?と思いました。www
そしてわたしは考えました。
この先カナダで暮らしていくという事はどういうことなのだろう、と。
海外で就職か。一生会えないわけではないけれど家族と会える機会は多くても年に数回。ここで新たな友だちを作ればいいけれど、大切な友だちはみんな日本にいる。今はホリデーで来ているから楽しいことしかないけれど、仕事をして生活していくとなると大変なことも多いだろうな、日本食も恋しい。
考えることは山程ありました。
憧れに憧れた海外生活だけど、現実的に考えてみた結果、わたしは日本に戻りそこで生活を送ることを決めました。海外は大好きだし、英語も好きです。でも生活を考えた時、大切なものが日本にあることにも気が付いたのです。自分でも意外でした。
1回目のワーホリは不完全燃焼で未練タラタラだったけれど、その失敗も糧にして2回目のワーホリを実行した結果、わたしはやり切ったのです。長年抱いていた海外で生活したいという思いに、サヨナラしました。
もちろんいつでも海外旅に行いきたいし、最近また海外生活欲が復活気味ですがwそれでも、その当時の自分の選択に後悔はありません。
だから、もしワーホリに迷っているなら絶対行ってみてほしいと思います。
行ってみて初めて分かることが絶対になにかあるはずです。
世界は広いんです。