旅にはどこか人を開放的にさせる魔法があります。
国内旅行もそうですが、特に海外に行くと異国の地で出会ったという非日常的な現象?から
新たな日本人の友人ができることもありますよね。
今回はカナダのバンクーバーなのに住んでいるのは全員日本人!というとてもユニークなお家で過ごしたお話です。
カナダなのに日本人100%のシェアハウス
カナダ、バンクーバーに渡って2週間。
今回はエージェントを使わずに自力でワーホリに来たので、最初の2週間は生活の基盤を整えるべく行動していました。語学学校の見学から入学手続き、銀行口座の開設、プリペイド携帯の用意、当面の現金の両替、バスや電車のルールの把握、スーパーや食料品・日用品の相場の把握、そして部屋探し。
部屋探しは少々イレギュラーでした。
なぜなら1か月後に日本から友人が遊びに来ることが決定していたので
友人が遊びに来ている1週間は2人でステイできる部屋を探さなければなりませんでした。
それが最優先だったので、カナダ人オーナーの部屋がいいとか、多国籍のルームメイトがいる家がいいとかそんなことは無視です。
とにかく1週間は友人と一緒に、その他の期間は1人で借りれる部屋を探して見つけたのが
ノースバンクーバーにある旦那さんギリシャ人(確か)奥さん日本人というご夫婦のお家でした。
今もあるのかな?jpcanadaで見つけたと思います。
ベースメントもあり、全部で8部屋くらいを貸していたはずです。
お家に着いて驚いたのが、住人が見事に全員日本人でほぼワーホリのビザで来ていました。
既に数カ月住んでいる人や、カナダの別のエリアから移動してきたばかりの人、間もなく帰国する人、1か月の短期留学で住んでいる人など様々でした。
各々部屋があり、キッチンやバスはシェアという一般的なシェアハウスです。
住人は皆いい人で、毎日一緒に夕食を食べるほどではありませんでしたが週末に一緒に買い出しに行ったり、たまには部屋飲みしたりしてすごく楽しかったです。
ただオーナーである日本人の奥さんがよく言えばユニーク、
要はとてもピッキーでお家でのルールがとにかく厳しかった!w
食事をする時は食べかすが落ちるからトレイを使う、とかシンクの水滴は拭きあげる、
とかその他いろいろありましたが多すぎて忘れました。
シェアハウスだからある程度のルールは必要ですが、私たち大人だししかも細かいしって感じで
オーナーへの不満があったからこそ、住人は団結して仲良くなったのかもしれません。
その後のワーホリを大きく変えてくれた出会い
中でもCちゃんとの出会いはとても大きなものでした。
Cちゃんとは同じ日にその家に入居し、偶然にも語学学校が同じだったのです。
語学学校でのクラスは別でしたが一緒に登校したり、食料の買い出しをするような仲になりました。
わたしにはカナダワーホリ中に実現したい密かな夢がありました。
それはブラジルに行くこと。
兼ねてから「アマゾン川でピラニア釣りをする」という夢があったわたしは、
カナダからなら日本から行くより近いし、もしかしてブラジル行の夢が叶うかも?!
なんてぼんやり思っていました。
とは言え、現実的に一人で行くのは不安だし危険かもしれない、カナダで一緒に行く人見つかったらラッキーだなぐらいの感じ。
Cちゃんはワーホリは初めてでしたが、南米や東南アジアにバックパッカー経験がありました。
その話を聞いているうちにピラニア釣りの願望は巨大化し、、、最終的に実現しました!
Cちゃんと一緒に中南米へバックパッカーに行ったんです!!!
すごいですよね!!
夢は叶うんだなというか、すべての偶然が重なって長年夢見てきたピラニア釣りが実現するんです。
もうこれは、海外留学=語学云々とかではなくて、カナダワーホリしてよかった←あのタイミングに決めてよかった←あの語学学校にしてよかった←あのシェアハウスにしてよかった←あの時友だちが遊びに来てくれてよかった、という程に偶然が重なった結果で本当にわたしの人生でとても素敵な経験です。
勉強ばかりにとらわれず、大きな気持ちで
ワーホリも留学も語学の勉強が全てではありません。
わたしのように人との出会いが夢の実現につながったり、偶然目にした光景がその後のあなたの人生に大きな影響を与えたり、どこで何が起きるかは誰にもわかりません。
語学力を伸ばしたいから、ネイティブとシェアハウスをしたいという気持ちはよくわかります。
しかし実際問題ルームメイトと過ごす時間はそれほど長くはありません。
各々学校に行っていたり、働いていたり。
平日はあまりゆっくりコミュニケーションは取れませんし、仕事終わりならなおさらです。
その国特有の生活習慣の違いがストレスになる場合もあるかもしれません。
なので部屋探しはあまりこだわりすぎない事をおススメします。日本でも同じですね。
部屋以外のところにだって、出会いや語学力を伸ばすヒントは沢山あります。
とにかく頑固になりすぎず、いろいろな人と交流してみてください。
もちろん現地の人との交流はとても素敵な経験になると思います。でもそれが全てではない、ということです。食わず嫌いは損ですよ。
オーストラリアワーホリの時は、頑なに日本語を話さなかった為に苦労したこともありました。
その話はこちら
そこから学習して、カナダでは日本人とも積極的に交流しよう、と決めていたのです。
ルールーがいっぱいあってちょっと変なお家でしたが、
あのシェアハウスでの出会いはカナダワーホリのその後に大きく影響したことに間違いはありません。
ありがとう、ノースバンのシェアハウス