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バックパッカー日記(カナダ、バンクーバートからトロント横断)

via rail canada バックパッカー
via rail canada

ワーホリでカナダはバンクーバーに来て約2か月経ったころ。
住んでいたシェアハウスで、わたしは運命の出会いを果たします。
長年夢に見ていた、ブラジルへ行く話に乗ってくれた人物に出会いました。
ここではブラジルに行く前にカナダ国内をバックパッカーするまでの、お話。

広い。広い。カナダ

不思議なもので、慣れというのは新たな欲を刺激します。バンクーバーでの生活は、環境にも人にも恵まれ毎日とても充実していました。とは言え、だんだん生活が安定してくると「あれ何か日本の生活と同じかも?」と思えてくるから不思議です。朝起きて、学校やバイトに行って、帰宅して夕食を作って、ちょっと映画でも見て寝る。休みの日は友だちと買い物に行ったりカフェでおしゃべりしたり。

新たな土地に着いてすぐは、その場所や環境になれることで忙しく過ごしますが、結局「日常生活」が始まると色々なことに慣れてトキメキは徐々にかすんでしまいます。

そんな生活の中で、偶然同じシェアハウスで出会った子と話が盛り上がり南米へ旅に行くことが決まりました。彼女は過去にペルーとボリビアにバックパッカーに行っていたことがありました。期間が短く自由旅というよりはツアー旅のようなところもあったそうですが、それでも南米に行った経験があるという彼女とバックパッカーができるというのはとても心強かったです。

諸々調整の結果、2か月間の南米の旅に決まりました。

バンクーバーからサンパウロへの直行便がなかったことと、この機会にカナダ国内を旅しておかないと他の都市に行く機会がないだろう、ということでブラジルに行く前にまずはカナダ国内を横断して、トロントからサンパウロに飛ぶことにしました。

何と言ってもカナダは大きいのですよ、日本の24倍くらいあります。国土の多くは人が住んでいない自然ですが、とは言っても大きな国なので国内を旅行するもの簡単ではありません。

寝台列車とカナディアンロッキー

カナダの西の街バンクーバーから、カナダの東の街トロントまでを列車、バス、飛行機を駆使して移動します。まずはカナディアンロッキーを目指してジャスパーという町へ向かいます。
交通手段は寝台列車!寝台列車って夢じゃないですか?わたしがマイルド鉄子だからかな?こんな景色を見ながら電車に乗ります。かっこいいー!

日本語のオフィシャルサイトがありました。画像お借りします。

このヴィアレイルはバンクーバーからトロントまでカナダ国内を横断して走っています。(本当はもっと先の赤毛のアンで有名なプリンスエドワード島まで行っているはず。)
端から端まで乗ったら何日かかると思いますか?ツアーにもよりますが多分2週間かかると思う。しかも途中はずっと山です。ずーーーーっと山。オーストラリアのアウトバックを思い出しますね。

豊かな自然や山の景色をずっと見ていられる贅沢な時間ではありますが、もちろんお金もかかります。時間にもお金にも限りがあるので、わたしたちはカナディアンロッキーの拠点となるジャスパーまで乗ることにしました。

カナディアンロッキーをめぐる際に拠点となるのはジャンパーかバンフのどちらかの町が一般的ですが、わたしにはどうしてもジャスパーに寄りたい理由がありました。

ジャスパーのB&B

それはまだワーホリ計画段階の話です。

わたしはカナダに行ったらどうしても大自然に触れたくて、日本で言うリゾートバイトのようなものを探していました。カナダはビーチリゾートはないけれど冬はスノーリゾートが有名だし、それ以外のシーズンも自然観光業で成り立っている町がいくつもあります。ジャスパーやバンフもそんな町です。

カナダの現地の情報を探す際はJPカナダにめちゃくちゃお世話になりました。
こういう日本語で現地の情報を発信しているサイトは、特に留学生が多い国ごとに存在していると思います。賃貸情報やバイト情報、現地情報など日本人向けではありますが多くの情報が載っているのでワーホリや留学の準備中、まだ日本に居る状態で情報収集をするときにとても役立ちますので、活用してみてください。
現地に着いてからは現地で情報を得るのが一番ですよ。

話は戻ってリゾートバイトを探していた時のこと。バンクーバーの最寄りでリゾートバイトができそうな町はウィスラーが有名です。ただ、ここはスキーシーズンがメインなので季節的に条件が合いませんでした。カムループス、ケロウナ、バンフと探していく中で、ジャスパーのB&Bの住み込みのバイトを見つけました。そこはカナディアンのご夫婦が経営する5部屋ほどの小さなB&Bでした。

仕事内容を確認すると、常時3人ほどの住み込みバイトがいて、スケジュールを組みながらお部屋の清掃や、家の整理整頓、基本はホテルの清掃のような仕事内容です。1日の拘束時間も長くはないので、他のアルバイトをすることも可能で自由時間は各自トレッキングに行ったり、時にはバイト同士でピクニックをしている様子が記されていました。住居を提供してくれる代わり、労働対価は発生しません。
わたしにとってはこの条件が好条件だったので、早速オーナーにメールをしてみました。

直ぐに返信があり、働ける期間を聞かれました。大自然には触れたかったけれど、そこで長時間を過ごすほど時間の余裕がなかったので長くて2か月と返答したところ、探しているのはもう少し長期で働ける人材だったということで、残念ながらお互いのニーズが合わずバイトの話は流れてしまいました。

とは言え、わたしはそのバイトを見つけたことをきっかけにジャスパーに興味を持ったし、何よりオーナーとのやり取りがとても心に残るものだったので、何かの機会に宿泊客として泊まりに行きたいと思っていたのです。

そしてこのカナダ国内のバックパッカーで、ついにそのB&Bに行くことになるのです。
出会いや偶然は重なるものだなぁと思います。

世界は広いんです。

カナダ現地留学エージェントの【カナダジャーナル】