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バックパッカー日記(オーストラリア、ウルルで人生で一番の星空)

backpacker's diary in australia バックパッカー
backpacker's diary in australia

こんにちは、ワーホリ推してたら外貨$に到着した人、yucoです。

ダーウィンからアリススプリングスまで絶賛バスツアーで南下中。

絶対に忘れたくない星空に出会った、お話。

昼間はただひたすら暑い。お尻痛い。

バスツアーといっても、はとバスで温泉に行くのとはわけが違います。ダーウィンからアリススプリングスまでの道のりは基本的に道しかないんです。
果てしなく続く、赤茶色の大地。荒野。舗装のされてない大自然の、道。わたしたちは座ってるだけだし楽勝!と思うかもしれないけど、そもそも高級バスでもなければリッチなバスツアーでもないわけで。お尻は痛いし、車内の冷房が効いているとはいえ窓からは痛いほどの日差し。
バスもほぼ満席。外を見ても一生同じ景色。茶褐色の大地。それだけ。救いだったのは快晴だったこと。

途中途中に町があって、もちろんそこでトイレに行ったり水分補給したりしますが、何かレジャーがあるわけでもないので、やっぱり基本はひたすら道。
シーズンや客数によってバスの大きさは変わると思いますが、わたしが乗ったのは大型バス。
相変わらず日本人が居ない。(どうして?!)
日本人が居ないことを悲しんでいるわけではないのですが、世界中どこに行っても日本人はいるものだと思っていたので、いないことにとても驚きました。

グループで来ている人が多く、特にヨーロッパからの若者が多くいました。こういう海外の人が多いツアー、特に今回はサバイバー的な要素も多いですが海外の人たちみんなタフだなって感心します。
なんていうか体格もしっかりしてるし、肝も据わってるし、適応力があるというか。
人生の楽しみ方を知ってるような感じがして、そういうマインドにとても憧れます。

運転手兼ツアコンのお兄ちゃんがでっかいバスを運転しながら、時々歴史や自然などのお話をしてくれます。もちろん英語で。全部理解してるわけじゃないけど要所要所かいつまんで理解。
たまに自分の車でこのアウトバックをドライブするという旅人もいるみたいです。とは言え次のガソリンスタンドまで200kmとかざらだし、中にはエンストして助けの車が来るまでひたすら待つとか、あまりに代わり映えのしない景色に気が狂ってしまう人とか、動物に襲われるとか、いろんなアクシデントもあるようです。

また、途中にポツンポツンと現れる町はやはり独特の緊張感がありました。

アボリジニの歴史や背景

ちょっと脱線しますが、アボリジニのことを少し。
アボリジニはオーストラリアの先住民族のことですね。そのルーツはアジアにもあるとか。彼らには独特の信仰があります。家族やその土地との関係に重きを置いていて自然やそれにまつわる神々を非常に大切にしています。

その象徴となるのがウルル/エアーズロックです。

また、彼らはオーストラリア政府からも認められた特殊な統治をしています。長い歴史の中でヨーロッパからの入植者たちから望まない待遇を受けていたこともあり選挙権を得たのはこの数十年の話。
わたしがバスツアー中に聞いたのは、彼らはいわゆる教育を受けていない場合も多く、お金の概念がない。だから食べるものが無くなると商店を襲って食料を手にしていた時代もあったと。
あとは商店のレジ横にはフリーコンドームが置いてあるよ、と言っていました。

わたし自身が怖い思いをしたという事はないのですが、そのような話を聞いたり彼らのワイルドなところを見ると、すっと背筋が伸びた感じはします。その後も関係改善努力をされているはずですが、時代に流れと歴史の重みを同時に感じます。
ウルル/エアーズロックはその象徴であり、少し前には登頂することが禁止になりました。
セカチューでは登っていましたね。

岩のところどころにその歴史を垣間見れる絵が残されていたり、本当に世界ふしぎ発見の世界です。

満天の星と

話は戻りまして、ツアーの途中で見た星空が本当に忘れられません。ダーウィンからアリススプリングスまでは5日くらい?かけて下ったと思います。

その途中途中に、バスツアー客用の簡易な宿泊施設があって(宿泊施設というかただ小屋がいくつか設置されている、ものすごい簡易なものです)そこでツアー客みんなで食事をしてシャワーを浴びて就寝するわけですが、通常はバンガロー内に寝袋を敷いて寝るのですが、一度だけ外に寝袋を敷いて寝た日がありました。

荒野の中なので周りに明るい照明もないし、高い建物もない。基本的に何もありません。
星の光を邪魔するものが何もないんです。
小さな焚火のそばに寝袋を敷いて肌寒い空気の中で眺める星空は感動でした。
数えきれないほどの大小さまざまな無数の星が本当に手が届きそうなほど近くに感じられました。  写真に残せたらどれだけよかったかと思いますが、当時の技術、わたしのデジカメでは無理。

自分でもびっくりするのですが、手を伸ばしたら届く気がして実際に何度も手を伸ばしました。もちろん手は届かないのですが。
そして沢山の流れ星が流れていきました。最初こそ興奮したものの、あまりに沢山流れてくるので最終的には驚かないくらいほどに。あーはいはい流れ星ね、っとなりましたが。

写真に残っていなくても、わたしの心にはあの景色がとても鮮明に残っています。
星を見るために参加したわけではなかったけれど、振り返ってみるとこの星空と夜明けのグラデーションの空をバックにしたウルルが本当に美しかったです。

ururu at morn
ururu at morn

世界は広いんです。

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