バックパッカーと聞くと、どうしても世界一周を連想してしましますが
世界一周するだけがバックパッカーじゃないので!
バックパッカーって一言で言っても色々なスタイルがありますよ、の話。
バックパッカーとは
もうこれはウィキペディアに聞くしかないです。
バックパッカー(英語: backpacker)とは、低予算で個人旅行する旅行者のこと。バックパック(リュックサック)を背負って移動する者が多いことから、この名が付けられた。日本語では「パッカー」「バッパー」と略すこともある。こうした旅行(バックパッキング、英語: backpacking)はまた、自由旅行や低予算旅行(英語: budget travel)とも呼ばれる。
ウィキペディアより
なるほど。こんな定義があるとは今まで知りませんでした、ごめんなさい。
てっきりリュック背負っていればバックパッカーかと。それよりも「低予算で個人旅行する旅行者のこと」というところの方が正しい理解のようです。
しかし、時代は変わります。トラベルライター兼バックパッカーとか旅行系のインスタグラマーとか、それにコロナも大きく影響して低予算で個人旅行をするというスタイルは、この先どうなっていくのかな、と思ったりします。
加えてネットがこれだけ普及をしているので、大抵のことは現地に行く前に調べることができる時代です。コスパも重視される時代。事前にネットで調べて比較して予約して、確実に宿がある状態で旅をするというのかこれからはスタンダードになるような気もします。
オーストラリア国内をバックパッカー
わたしが初めてバックパックを背負って旅行をしたのは、オーストラリアでワーホリ中のでした。「低予算で個人旅行する旅行者のこと」という点でバックパッカーと言っていいと思います。
行き先はオーストラリア国内のみ、個人旅行ではありましたがツアーも活用しました。
ワーホリ準備中はオーストラリア内を旅行しようなどとは考えもせず、スーツケースで来ていたので現地でバックパックを購入しました。
バックパックに荷物を詰め替えて、それまで滞在していた町を離れてメルボルンに2か月滞在し、そこからオーストラリアを縦断するバスツアーに参加しました。
バスツアーなので毎日の宿や食事を自分で管理するスタイルのバックパッカーではなかったけれど、世界中からバックパックを背負って参加している旅人=バックパッカーが沢山いました。そのお話はこちら
オーストラリアの中心にあるウルル(エアーズロック)は神聖な場所であると同時に大切な観光資源です。周辺には空港もあり、高級な宿泊施設もあります。行こうと思えばバックパッカーをせずとも行ける場所です。それでもバックパッカーを選ぶのは多分、その時にしかできない経験を求めていたんだと思います。長期間のバスツアー、同じようなバックパッカーとの交流、寝袋+テントのキャンプ泊。多分今はできないですね。あの時やっておいてよかったなと思います。
これからのバックパッカー
バックパッカーはよく「自分探しの旅」って言われますよね。なんでそうなったんだろう?ちょっとググったら猿岩石がそれを後押ししたとか書いてありました。ほんとに?
「可愛い子には旅をさせよ」ということわざがありますが、確かに昔は旅が大変なものだったからその経験が成長の糧になるという事ですよね。でも、もうそれは時代に合わないのかもしれません。
困難を乗り越えることで成長することは今も昔も変わらないと思いますが、それは旅で再現しなくたっていいわけです。便利に、コスパ良く旅をすることができる今を思う存分活用してください。
それよりも、旅の途中で出会う世界中から来た仲間との出会いや、今まで見たことのない世界を自分で見て感じる方がはるかに得るものが大きいと思います。自分を探すのではなく、知らない世界を見る・知ることでそれと自分との接点を知ることこそ、これからのバックパッカーのスタイルなのかもしれません。
地球の歩き方(紙本)世代には、かつてのバックパッカーの思い出話もエモくて共感してもらえるんじゃないかと思います。あと、ドライヤーは必需品です。電源があるところなら布団にくるまってドライヤーをONすれば暖が取れます。
世界は広いんです。